Engineer A
どこでも待合室を
つくった背景

どこでも待合室は、デジタル整理券というスマートフォンを整理券としてお客様の待ち時間を管理できるWEBアプリケーションです。 デジタル整理券システムという製品の構想は私達の間で数年前からあり、当初は”待ち時間って呼ばれるタイミングもよくわからないし、ひたすら待たされて退屈だよね”とごく軽い愚痴を動機に1度企画を立ち上げたのですが、ある程度まで構成を練ってみたもののプロジェクトの優先順位の見直しが行われ一旦お蔵入りとなりました。

いつもとは違っていた光景

私は血液検査のため、毎月診療所へ通っています。 20205月は新型コロナウィルスの状況が読めなかったこともあり一度検査を見送って、6月に再び診療所を訪れた時には待合室の光景が様変わりしていました。 いつも人で埋まっていた待合室の席には隙間ができており、今まで立って待ってる人は見たことがなかったのですが、立って待つ人が見られるようなっていました。 ビル内にある診療所ですが廊下で待っている方もいました。 診療所に1年近く通っていて、初めて見る光景でした。

いつもは予約のもとで時間指定で来ているので、受付を済ませると程なく呼ばれましたがその時は30分ほど待っても呼ばれないのでちょっと不安になってしまい、忘れられていないか受付で問い合わせたところちょうどそのタイミングで検査に呼ばれることになりました。

診察の際、お医者様の方に話がちゃんと伝わっていて気を配って下さり待たせてしまって申し訳ないと状況説明をいただけたのですが、様変わりした社会情勢の中で難易度の上がった予約設定のタイミングに否応なく適用を迫られている医療機関のご苦労の一端を垣間見る事になりました。

実はその日は急いで家を出たのもあり、マスクを忘れてしまい途中のコンビニにもマスクが無く、待っている間、周りの方々を不安にさせてしまっていたかもしれないと思うと待ち時間のおおよそがわかれば、車で待っていたり、隣のショッピングモールにマスクを探しに行く等取れていた行動がいくつかあったのかもしれないと思います。 (マスクはその後、検査結果の待ち時間にショッピングモール内の薬局で買えました。 )そして、帰り際にふと見た同じフロアの皮膚科の待合室は見事に過密+立ち待ち状態でした。 スマホに待ち時間が表示されるだけでこの問題は解決できるのにと、悔しくなってしまいました。

その体験から、冒頭に書いた以前の構想が再び鎌首をもたげてきて急遽必要機能のみを実装したプロトタイプを組み上げ、デザイナーに打ち合わせで見せたところ今やることに社会的意義があるプロジェクトであるという支持を貰うことができました。 そのまま作成を進めることになり、101日に無事リリースを迎えることができました。

変化への適応を手助けするシステムを

わかりやすさとシンプルさにこだわり、あの時これが置かれていたら、と思いながら作成したプロダクトです。 まだまだデジタル整理券でスマホで見れる待ち時間を提供するという施設が少ないのが実情と思います。 願わくば”どこでも待合室”でお願いしたいですがぜひ、「スマホで見れる待ち時間」という仕組みをより多くの施設のワークフローに取り入れていただき利用者が各々の工夫でソーシャルディスタンスを確保できたり、待ち時間の有効活用が出来る、そんなすこしだけ便利になった社会が実現していくといいなと思います。 近い将来、新型コロナの騒ぎが過去の話になったとしても待ち時間が自由になるというのは多くの方々のメリットになると思います。

私達もそのために一層便利に、かつ安心して使える製品の開発・運用を心がけて行く所存です。 私達の製品は、人類に変革をもたらすようなイノベーディブな物では決してありませんが皆様の社会生活の環境を少しだけ良いものに出来るきっかけとなれば幸いです。 どうぞ今後とも”どこでも待合室”をよろしくお願い申し上げます。

Timeoff
無料の3密回避ソフト|どこでも待合室
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